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焚火までの眠り
パネルに和紙、油彩、岩絵の具、水干絵具
1300×970mm
2019
かつて飢饉の際に記録された救荒植物のリストがあった。米沢の「かてもの」、
青森で出会った三陸野草の本には600種類もの植物と植物ごとに数通りの調理方法が掲載されている。
その植物はいまは食べられることなく、野山にひっそりと生えている。
救荒植物はいまの私たちの生活とはほど遠い。
調べては描いていくうちに少しずつ植物に詳しくなる。
花をみて、この下に埋まっているものが食べられるものだと思い出す。
青森では道すがら飢饉塔を見かけ、ふと野草の本について考える。
いまは食べる必要はないが、覚えておこうと思う。
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